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2015/07/21 08:00


<今回のご質問>
一つの物の中に比較的小さな面積のものを表現するのにそこを除いて刺すべきなのか、それとも全面を刺してから上からかぶせるのか、判断基準があれば教えてください。
顔の中の目、パンダの顔の白と黒、サッカーボール等です。


<annasさんの回答>
目の刺し方だけでも、私はけっこう何パターンも刺し変えて刺繍しています。
それ以外にもパンダの顔の白と黒とか、サッカーボールとかですね。
刺したものの上から刺繍するのか、それとも空けて刺繍するのかという話ですね。
詳しく手元で説明しながらお話したいと思います。
それではどうぞ。

(ここから手元動画)

それでは、今、刺繍だらけの状態なんですけど、目の刺繍の仕方です。
『annasの小さな刺繍図案』という著書があるんですけども、この中に「目の表現3種類」というのが載っていて、大きな目と小さな目、どうやって刺し分けるかというのがここにまとめて書いてあります。

これを大雑把に説明すると、まず、大きな目。
コマさんとか、ふなっしーとか、大体キャラクターものは目が大きいので、今までの動画で目を先に刺していましたね。

こういう大きいものは「目」といっても、一つの面積と思ってもらうと良いと思うので、こういうものは最初に刺してきます。
やっぱりキャラクターというのは目を先に見ますよね。
人の脳って多分、顔とか目とかそういうところを先にぱっと見るので、私は目とか先に決めてしまって、顔を仕上げてしまってから他のところを刺繍するというふうにやってます。
目を最初に刺さないと難しいです。
例えば、ふなっしーの黄色を刺してから白と黒を刺すのは、一回布に糸が刺繍されてかなり固くなってしまうので、上から刺すのは至難の業です。
こういうものに関してはお洋服とか袖とかのパーツの一つと考えてもらって、目も白目も先に刺繍します。

二つ目のバージョンです。

サテンステッチの上からサテンステッチで刺しています。
これは顔のサテンステッチが横向きになってるので、目は縦に刺して中に埋まらないようにしています。
これ目を横に刺すと、顔のステッチの中に目の刺繍糸が埋まってしまうので、向きを変えてください。
サテンステッチで目を刺すメリットは、少しずつ大きくできるので、ニュアンスが出しやすいところです。

これは毎月の刺繍と言って、うちの教室でやってる刺繍なんですけども。

かなり小さくてわかりづらいんですけど、これはフレンチノットステッチっていって、玉留めみたいな丸いステッチでやってます。
このフレンチノットステッチはまん丸にできるというのがメリットなんですけど、丸しかできないので表情が単一になりやすいですね。
それに比べると、サテンステッチの方が少しずつ目を大きくしたりとか、ニュアンスが出せるので、うまく使い分けてみてください。
小さい丸い目にしたい場合は、フレンチノットかサテンステッチか、どっちかでやってみてください。
最後に刺します。

それ以外の大きな目、ミイとかスナフキンとかジバニャンとかふなっしーとかコマさんですね。
こういうものは、ひとつのパーツと見て、先に刺してください。
さっきの本にフレンチノットステッチ、サテンステッチ、白目付きのサテンステッチというのが乗っているので、もしよかったら、この本を見てください。

サッカーボールの白と黒もそうですね。
目と同じようにサテンステッチを先にやってから……。
でもあれは、白を一気にバーっと刺して、その後黒を一気に刺してって感じでも良いと思います。

以上のような感じで考えてみてください。

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